チップ

面白いものが出てきた。
15年ほど前に京都 永観堂でのショーで使ったチップ。
テーマは「桃源郷」。
モデルの髪を引き詰めジェルで固め、毛先をゴムやもっといで角のように纏める。ジェルで固まった面に鮮やかな金箔や銀箔を貼り、余分な箔を毛筆で軽く吹き払い、箔が剥がれ下地の漆が見えるような感じを表現。
手足の爪は長く、でも野性的に見えないような形とデザインをほどこしたチップを装着。
その時、モデル一人一人の手足の爪に合わせて作ったチップだ。
長めのチップ二つをエポキシボンドで接着し繋ぎ目にスカルプチャー素材でパテ埋めをし、後はひたすら滑らかになるようルーターで磨く。そして色付し完成。
ネイルがまだまだ一般的でない頃、モデルがつけて動く様子をイメージしながら作ったことを思い出します。

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